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​草木染めとは…?

2.布を精錬する

布を綺麗に洗う作業を精錬と言います。

販売されている布にはのりが付いているものがあります。

付いている場合は中性洗剤で洗いざらしや熱湯で布の量に合わせて30分〜1時間ほど煮てください。

​古い布は水かぬるま湯で大丈夫です。

​洗った後に日に干して乾かします。

植物を染料として染める方法を草木染め といいます。

日本は四季があり緑が豊かなので、 染色の文化が発達したと考えられています。

 

1.植物を用意する

染めたい植物を鍋に入る大きさに切ったり、ちぎったりしてください。

​布の袋がある場合は袋に入る大きさにしてください。​

3.布を下処理する

下処理は布が植物性繊維の綿や麻のときに行います。タンパク質を布に漬け込む作業なので、豆乳・牛乳などを使います。

​布が浸るぐらいの液に20分〜1時間軽く動かしながら浸します。

[豆乳]無調整の豆乳を水と1:1の割合で薄めます

[牛乳]そのまま

​浸した布は水洗いせず干してください。洗濯バサミは使わず、新聞紙の上に広げて干すと液の片寄りがなくなります。​アイロンや乾燥機は使用しないでください。

4.媒染液を作る

色落ちしないように布にしっかり色をつける液が媒染液です。種類はミョウバン、鉄、銅があります。それぞれやり方があるのですが、ミョウバンが一番簡単です。

水1ℓに対し、染める布の5〜6%のミョウバンを入れて混ぜておきます。

媒染液によって出来上がりの色も変わってくるので、色んなものを試すと面白いです。

5.染色液を作る

​布に入れた植物、または切った植物を沸騰した水に15分〜30分ほど煮る。水の量は植物の量に合わせます。水の量が多すぎると色味が薄くなってしまうので、最初は鍋の大きさに合わせつつ少量で行った方が良いです。布が浸せる量でないといけないので、増やす場合は色味を確認しながらちょっとずつ足していってください。

6.布を染色液につける

染色液が作れたら布を入れて15〜30分混ぜながら染めてください。このときの温度は高い方がよく染まるので60〜80度が良いです。温度計がない場合は沸騰する前を保つとわかりやすいです。

7.水で洗う

布を水洗いして軽く絞ります。

​※熱いので火傷に注意!

8.布を媒染液につける

洗った布を4で作った媒染液に15〜20分浸します。このときも布を軽く動かしてください。

9.水で洗う

媒染液がついた布を洗います。

10.乾燥させる

​乾かします。

​早く乾かしたいときはドライヤーでも大丈夫です。

​〜一工夫〜

使用するのはビー玉と輪ゴムです。

ビー玉を布で覆い輪ゴムで動かないように括ります。輪ゴムで括った部分だけ色が出ないので、輪っかのような模様ができます。

​この他に割り箸を使って直線的な模様にすることもできるので試してみてくださいね!

色が薄ければ6〜9を数回繰り返します。

​自分好みの色にしてみましょう!

実はほとんどの植物で染めることができます。

植物の花・茎・根・樹皮、身近な玉ねぎや果 物の皮、コーヒーや紅茶でも染められます。

​草木染めできる植物
​布

タンパク質がよく染まるので絹や毛糸はそのままで、木綿や麻を染めるときは布にタンパク質を染み込ませてから染めることが多いです。

 

用意するもの

*鍋

*バケツ(ボール)

*割りばし(トング)

​*布の袋(ザル)

*計量カップ(量り)

*豆乳(牛乳)

*ミョウバン

*新聞紙

・熱湯を使うので火傷に注意

​・植物によっては洗濯機で洗うと色落ちしたり、他の服に色移りしてしまう物があるので、手洗いか最初に洗濯機で洗うときは別々にしましょう

​・木綿以外の布で染色する時はやり方が違うので、その布に合ったやり方を調べましょう

​注意すること

*染める布

*植物

(*ビー玉)

​(*輪ゴム)

・たんぽぽ

・桜の木のチップ

・ブルーベリー

・朝顔

・ススキ

・ドングリ

・玉ねぎの皮

・ハルジオン

・ウコン

・セイタカアワダチソウ

・ビワの木

・サザンカ

・藍

・よもぎ

・シオン

・ミント

・茜の根

・伊予柑

・落花生の皮

・ブドウ

・紅茶

・コーヒー

・ローズヒップ

・カモミール

・バジル

・りんご

・黒豆

・ローリエ

・ざくろ

・にんじん

・なす

・みかん

・柿

・栗

・どんぐり

・梅

・椿

・葛

・カモミール

・バラ

<植物の例​>

手順
布:木綿​
媒染:ミョウバン
アンカー 1
アンカー 2
アンカー 3
アンカー 6
楽しさ

・家庭で出た野菜の皮の残りでできる

草木染めはどんな植物でもできます。(色の濃さは違います。)なので、家庭で出てしまう野菜の普段は捨ててしまう皮でも色をつけることができます。色んな色の皮を集めてカラフルな作品を作るのもいいかもしれません!

 

・どんな色になるのか毎回楽しめる

季節やその年の気候やなどによって同じ植物でも少し違う色になることもあります。植物の量の多さや染色回数でも濃い、薄いが調節できるので、少しずつ自分の好みの色にしていく楽しみがあります。

・オリジナルの作品ができる

草木染めで染めたものは独特な色になります。自分だけのものを作りたいときに草木染めは持ってこいですね!

アンカー 4

​一手間かけてやってみよう!

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